犬にも痴呆ってあるの?どうやって見つければよい?

日本では急速な高齢化が大きな社会問題となっていますが、人間だけではなくペットも高齢化が進んでいます。
家族の一員として大切に育てられる現代、犬の平均寿命は30年前に比べると約2倍に伸び、その結果痴呆の症状が現れることが増えてきています。
では、犬の痴呆をどうやって見つければよいのでしょうか、痴呆になってしまったときに何をしてあげられるのでしょうか。

犬の痴呆とは?

犬も年齢を重ねると、人間と同じようにさまざまな変化が見えてきます。例えば、機敏に動けなくなり、目や耳も悪くなります。そして今までできていた躾が守れなくなったり、感情的な表現が失われたりと痴呆と言われる様子が見られるようになります。これらは脳に障害が起きていると考えられ、つまり認知症が疑われる状況です。
犬の認知症は「認知障害症候群」と呼ばれ、最近の研究で障害が出る割合は人間よりも高いことが分かってきました。

認知症はどうやって見つければよいの?

では、犬が認知症になった場合の具体的な行動例をあげてみましょう。
・同じ場所をぐるぐると歩きまわったり、目的もなく何時間も歩き続ける。
・知っているところで迷子になる。
・飼い主が呼んでも反応しない。
・必要以上に物を食べる。
・方向を変えられなくなり、物にぶつかる。
・日中寝ている時間が増え、夜中は起きていて理由がないのに鳴く。
・排泄がうまくできなくなる。失禁する。
・震えていることが多い。
これらのサインが現れたら、認知症かもしれません。

認知症になってしまった犬には、どのように対処すればよい?

歩きまわる犬には、気が済むまで歩くことのできる状況を作ってあげましょう。部屋の中を歩かせる場合は、ぶつかっても大丈夫な様にマットなど柔らかい物で囲うことが大事です。疲れると、しっかりと眠る様にもなるので、夜鳴きの対策にもなります。
食欲に異常がある場合は、1回に与える量を減らして、回数を増やしてみましょう。
失禁の対応には環境を清潔に保つことが大切です。その上で、ペット用のオムツの利用も考えてみましょう。
震えがとまらない場合は、体温調整の機能が失われていることが考えられるので、飼い主さんが温度管理をしてあげましょう。
飼い主さんが最も困るのが、吠え続ける状態だと思います。吠える原因がわかっている場合は、その原因を取り除いてあげましょう。また人間の生活習慣病予防に効果があるといわれるDHAのサプリメントで吠え症状が軽くなることもある様です。どうしても治まらない場合は、病院で鎮静剤を処方してもらう方法もあります。

人間でも犬でも毎日を単調に過ごしていると、認知症になりやすいといわれています。
生活に刺激を与えることが、認知症の予防にもなり、症状の改善を促します。
毎日スキンシップを行い、よく撫でたり、褒めてあげたり、コミュニケーションをしっかりとりましょう。散歩をして適度な運動を行うことも必要です。
犬を預かり食事の世話や、排泄、投薬などの介護を行う老犬ホームも増えてきています。ペットにも飼い主さんにもストレスがかからない方法を考えるようにしましょう。
また、認知症に似た他の病気の場合もあるので、病院での診察も受けるようにしましょう。

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